仏壇に手を合わせて意味はあるのか?
仏壇に手を合わせて、意味はあるのか?
「仏壇に手を合わせて、何か意味はあるんですか?」
あるお客様からの問いかけです。
私もこの問いかけには、非常に考えされせられるものがありました。
私の大先輩が、お客様にこう答えました。
「神様がいるのかどうか、私には分かりかねます。」
「しかし、仏壇に手を合わせるお客様の姿を見て、お子様たちは育ち、同じように手を合わせます。」
「そうして、やがてお客様が遥かな世に旅立たれた後も、お子様たちはご先祖様となったお客様に手を合わせ、ご供養する習慣、文化が残るのです。」
この大先輩の答えは非常に私にとってストンと心に入ってきた答えでした。
私も毎日、仏壇に手を合わせます。
それは両親、そして祖父母が、同じように脈々と受け継いでいきた習慣、文化であったのだと気づかされました。
神様がいるかどうかは私にもわかりません。
ただ、ご先祖様となってしまった、祖父母は間違いなく、この世に生きていたのです。
人事を尽くして努力する事は重要です。
そして人事を尽くし、残る1%、どうしても運頼みになった時に、普段から神仏を大事にしているかどうかで、このわずかな天秤の傾きが幸運へ傾く。そんな気がしてなりません。
余談になってしまいますが、この業界に入って、事業で成功されている方のお家にお伺いさせて頂くと、ほぼ100%と言っていいぐらい、神棚や仏壇をキレイに整えてあるのです。
ご先祖様に対する感謝の気持ちを忘れない事。
それが今、生きている自分の運気を高める気がします。