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2022年3月28日

赤ちゃんのお骨

私は2011年1月末に現在の会社、ほこだて仏光堂に入社致しました。父が亡くなり、実家を継ぐために勤めていた白河の会社を辞め、地元で職探しをしていたところのご縁でした。入社当時、私は葬祭部に配属。葬儀の事を何もしらなかった私は、仏事の勉強の事で精一杯だったと思います。

 

そして2011年3月11日

その日は地元の大きな旅館のご葬儀で、朝からたくさんの生花と、たくさんの供物で式場は彩られ、あふれた生花はロビーに飾り、自分が入社以来、一番大きなご葬儀でした。

そして、運命の14時46分、私は葬儀式場で、大きな揺れを感じ、やがて揺れは大きく、そして長く続きました目の前で次々と倒れていくスタンド生花、恐怖でうずくまるお客様たち地震が収まったあと、葬儀式場は使えなくなり、喪主様がロビーの入り口で弔問のお客様へお礼とお詫びをしておりました。

 

一夜明け、地震の全容が徐々に見えてくると、それからは亡くなられた方を毎日、見送る日々となりました。毎日が本当に修羅場のような状況でした。

私に与えられた仕事は火葬場で犠牲者の方々のお骨を拾い、遺族の方へお渡しする事。火葬場の稼働率も一日9件が最大でしたが、非常時のため、2倍の18件に拡大。それこそ、朝から夜遅くまで火葬場にいた事もありました。

 

ある日、津波犠牲者の赤ちゃんが運ばれてきました。おそらく、泥まみれの中から見つかり、身体を拭かれて運ばれてきたのでしょう。冷たくなったお子様を抱きしめ、名前を叫びながら慟哭する親御様を見て、胸が張り裂けそうな気持ちになりました。一緒に火葬場でお骨を拾う仕事をしていた同僚が、その小さなご遺体を見て「俺には出来ない、見ているだけでツライ」と泣きながらうずくまってしまいました。

入社して二ヶ月だから、とか言ってはいられません。ご遺族の方から見れば、関係なく我々はプロとみられます。荼毘にふされた、赤ちゃんの小さな小さなお骨を拾うため、通常使う骨拾いの箸をカッターで細く削り、収骨させて頂いきました。

 

あれから9年がたちました。あの時の亡くなられたお子様を呼ぶ声は、今も耳に残っております。あの小さなお骨を拾う光景は、今も目に焼き付いております。入社してすぐ、あの修羅場のような日々を過ごしたから、今も葬儀屋としてがんばっていられるのだと思います。

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